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応用情報技術者に2週間で合格できた背景と方法

今年の10月に応用情報技術者試験を受験しました。

先日12月16日に合格発表があり、無事合格していました。

8月に試験を申し込んだあと、そのことを忘れていたので試験勉強を始めたのは10月に入ってからでした。。。。
実質2週間程度しか勉強時間はなかったのですが、なんとか合格することができました。

今回はその経緯と勉強方法について書きたいと思います。

なぜ応用情報技術者試験を受験したか

理由としては以下の3つです。
  • 昨年、基本情報技術者試験を受験してから一年が経っていたため、次の資格を取得したかった
  • 通信系の会社にいるが、情報系の学部を卒業していないので、体系的に学ぶために資格勉強を活用したかった
  • 来年にでもネットワークスペシャリストを取得したいが、その前段階として応用を取得しておきたかった 
 
応用技術者試験の概要

応用情報技術者試験の出題形式としては、以下のように午前と午後に別れています。
午前 午後
出題形式 多肢選択式(四肢択一) 記述式
出題数
解答数
出題数:80問
解答数:80問
出題数:11問
解答数:5問
引用:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:制度の概要:応用情報技術者試験

合格基準は午前試験、午後試験でそれぞれ60点/100点を取得することです。

午前試験で60点が取得できていない場合、午後試験については採点すらも行われません。

試験範囲としては、以下の範囲が出題されます。
  1. 基礎理論
  2. アルゴリズムとプログラミング
  3. コンピュータ構成要素
  4. システム構成要素
  5. ソフトウェア
  6. ハードウェア
  7. ヒューマンインターフェース
  8. マルチメディア
  9. データベース
  10. ネットワーク
  11. セキュリティ
  12. システム開発技術
  13. ソフトウェア開発管理技術
  14. プロジェクトマネジメント
  15. サービスマネジメント
  16. システム監査
  17. システム戦略
  18. システム企画
  19. 経営戦略マネジメント
  20. 技術戦略マネジメント
  21. ビジネスインダストリ
  22. 企業活動
  23. 法務
もう、広すぎてなんの試験だかわかりません。笑

特に16以降なんかは、正直なんか別の人が考えてよ・・・と言いたくなってしまう気がします。。。

とはいえ、応用情報技術者資格を持つ人材に対して期待されていることは、 
基本戦略立案又はITソリューション・製品・サービスを実現する業務に従事し、独力で次のいずれかの役割を果たす。

 (1) 需要者(企業経営、社会システム)が直面する課題に対して、情報技術を活用した戦略を立案する。
 (2) システムの設計・開発を行い、又は汎用製品の最適組合せ(インテグレーション)によって、信頼性・生産性の高いシステムを構築する。また、その安定的な運用サービスを実現する。 

なので、これだけの範囲を学習しなきゃならないのも仕方ないかもしれません。

もちろん、これらの範囲を専門家並に理解しなくても問題ないのでご安心ください。

自分のもともとの学習レベル

先に、「学習時間が2週間程度しかなかった」と書いたのですが、もちろん完全にゼロからのスタートで2週間で合格したわけではありません。
こうしたことがあるので、
  • プログラム、データベース、ネットワーク周りはある程度理解している。
  • 法律的な部分であったり、CPUの構成がなんたらとかという部分は、一度ある程度勉強したことがある 
概ね上記のような状態からのスタートだったかと思います。
 
勉強方法

前述のような状態からのスタート、時間も限られていたのでひたすら過去問を解くという戦略を取りました。

午後試験は4問選択だったので、プログラミング、データベース、ネットワークを選択すればまぁ解けるだろうという甘い考えでした。

それ以上に、午前試験で60点以上を取得しないと無条件で不合格になってしまうので、そちらの対策に全力を注いだわけです。

毎日こちら↓のサイトを使って過去問を解き、5年分は解きました。
応用情報技術者試験ドットコム

また、下記の本も購入しわからないことは調べて、理解を深めました。



まぁ、一応本は買いましたが、正直使用頻度も少なかったですし、買わなくても大丈夫だったと思います。

こうしてひたすら過去問を解いたことで、概ね出題されるパターンも分かってきて、よく出る知識については効率よく覚えることができました。

午後試験の選択問題もすんなりと解くことができ、無事合格することができました。

まとめ

応用情報技術者試験は上述の通り、試験範囲も広いですし、午後試験も基本情報技術者試験に比べ記述式の分量が多く、とても大変な試験に見えるかもしれませんが、受けてみるとさらっと合格することができました。


その要因としてはやはり、ある程度技術的な知識を持っていたということが大きいと思います。
そういう意味では、もともと技術職の方であったり、そういった勉強をしている方なら、とてもかんたんに取ることができる資格なので、範囲の広さに怯える必要は無いと思います。


逆に技術にあまり詳しくない方は、午前試験に加えて午後試験の記述対策もしっかりと行う必要があるので、結構たいへんかもしれません。