スティード400を復活!!〜キャブ洗浄編〜
はじめに
最近またバイクが乗りたくなってきたので、
高校時代に乗っていたスティード400を修理することにしました。
大学3年ぐらいの時に軽く乗って以来実家の倉庫に眠りっぱなしなので、かれこれ8年ぶり?ぐらいになります。
今年のお盆に作業して、車のバッテリーと接続してエンジンをかけることは出来たのでまとめます。
洗浄方法
自分ではバイクの整備はよく分からないので詳しい友人に聞きながら作業を進めました。
まずはキャブをオーバーホールしなきゃならないだろうなーと思っていたのですが、
中のパーツ交換するではなく洗浄するだけならもっと簡単な方法があるとの事で、その方法を実践しました。
なにやらスティードはタンクからのガソリンを一旦シート下のポンプに流し、そのポンプからキャブへ燃料を送っている構造になっており、
ポンプのチューブからクリーナーを噴射すれば簡単にキャブ内の洗浄が出来るらしいです。
今回は友人お勧めのワコーズのクリーナーを使いました。
いざ実践!
こちらが僕のスティード400です。
高校の頃に乗っていたままで実家の車庫に眠っていました。
バッテリーも上がっておりエンジンもかかりません。
まずはシートを外します。ここはシート下のボルトを外すだけなので簡単ですね。
次はタンクを外しにかかりますが、スティードの構造上燃料コックを外さないとタンクが外せません。
燃料コックの奥にあるネジを回し、外していきます。必ずOFFにしてガソリンの流れを止めておくように。
(かなり奥にあるので鈍らないように注意!!)
こんな感じで外せます。
燃料コックが外せると、タンクを少し上に浮かせることができるので、チューブに繋がってるボルトを外します。
また、タンク端のネジを外します。
外せました!
次に、まずキャブのドレンボルトを外しておきます。
ここを外しておくことでポンプ側からクリーナーを入れた時に汚れが外に流れ出てきます。
キャブの中にガソリンを残したまま長期間放置してしまうとキャブの中に汚れが溜まり、
クリーナーを入れる前からドロっとした汚れが出てくるので、
あらかじめ紙などを敷いておきましょう。
右側と左側のキャブそれぞれにあるのでどちらも忘れずに開けましょう。
洗浄途中の写真ですが、こんな感じに外れます。
次にようやくポンプ側のチューブを取り外しにかかります。
ガソリンを送るポンプはシート下にあります。
こちらのチューブがキャブに繋がっているのでこれを外します。
ここが外せればあとはこちらのクリーナーを入れるだけです。
- 注入口をしっかりと塞いで5秒ほど噴射して注入
- 汚れがだらだらとドレンボルトから流れ出てくるのでしばらく待つ
というのを繰り返します。
するとこんな感じに徐々に出てくる汚れが薄くなっていきます。
最終的にはこれぐらいに薄まるまで上記の手順を繰り返します。
これで概ねキャブの洗浄は完了です。
後はこのままポンプやチューブをつなぎ直してエンジンをかけてみます。
ドレンボルトから流れ出た分以外のクリーナーが少しキャブの中に残ってしまいますが、ガソリンで流されるので問題ないそうです。
とりあえず車のバッテリーと接続してエンジンをかけてみます。
車側のプラス端子とバイク側のバッテリープラス端子を接続し、車側のマイナス端子はどこか導電体の金属の箇所に接続し、アースします。
これでセルを回すと無事エンジンがかかりました!!
かなり久しぶりにエンジンの音を聞いたので感動です!!
終わりに
今回はとりあえず簡易的な方法でキャブを洗浄し、エンジンをかけるところまで実践しました。
が、実際に乗るためには整備しなくてはならない箇所がまだまだ残っています。
ぱっと思いつく限りでこんなに。。
- エアクリーナーのゴムパッキン交換
- エンジンオイル交換
- チェーン交換
- サイドカバー交換
- シフトレバー交換
- フロントフォークのオイル漏れ修理
- シート交換
- ウィンカー交換
- マフラー交換
- ディスクブレーキ専用液補充
- タイヤ、ホイール交換
- ラジエーター修理
- 全体、サビ落とし、塗装
来年、遅くとも再来年にはもう一度乗れるよう細々と修理していきます!