スティード400を復活 〜スプロケ・チェーン交換編(→結局フロントスプロケだけ)〜
先日プラグ交換を実施した際にスプロケ・チェーンの交換もやってみました。
(と思っていたのですが結局今回はフロントスプロケだけ交換しました。)
参考にしたサイト
事前にこのあたりのブログを参考にさせていただき、予習しておきました。
ざっくりと以下の手順で実施できそうです。
- ジャッキアップ → 2.の後でもOKですが高さ的にやりづらかったので最初に上げました。
- チェーンカット → 工具必要
- フロントスプロケカバー外す
- フロントスプロケ交換
- リアタイヤ外す
- リアスプロケ交換
- リアタイヤ戻す
- チェーンを取り付ける
- チェーンを締める
- フロントスプロケカバーを戻す
スプロケ・チェーンの適合
この辺りを参考に調査、確認してみました。
https://mtc.greeco-channel.com/honda/steed400_nc26_gear/
純正だとフロント:16丁、リア:45丁、チェーンリンク数:120、チェーンサイズ:525という感じみたいです。
今回は純正と同じセッティングということでこちらを購入することにしました。
あとは、今回は↑のブログでも紹介されていたチェーンカッターを購入して作業することにしました。
チェーンのカット
↑で購入したチェーンカッターはこんな感じで、チェーンにはめてボルトを回せば切れる仕組みみたいです。
この状態でボルトをどんどん回していくと↓のように少しずつボルトの先端がチェーンの結合部を押し込んで行って、穴があきます。(カシメ?っていうんですかね、細かい部品名称を知らないからうまく説明できない)
このときギアを入れておくとチェーンが回らなくてやりやすいです。(そもそもジャッキアップの前にやるべきだった。。)
穴があいた後は、ボルトをより長いものに交換して、チェーンの接合部を貫通させて切断します。
するとこんな感じで接合部のピンが外れてチェーンが切れます。
これで無事にチェーンが外せました。
チェーンがカットできて外すときはギアをニュートラルに入れておくと外しやすいです。
フロントスプロケ交換
次にフロントスプロケを交換します。
フロントスプロケを交換するにはエンジンの横のスプロケカバーを外して作業します。
赤枠のところのボルトとピンを外してカバーを手前に引っ張ると外せます。
カバー上部のピン拡大図
こんな感じで外せました。
スプロケを固定しているボルトを外します。
ボルトを外すとこんな感じ。
スプロケを固定している金具があるので、これを外します。
めちゃくちゃ錆びついてしまっていたのでCRC556なんかを吹きかけてペンチでゆっくり引っ張ってようやく取れました。
スプロケも引っ張れば外せます。
新旧スプロケ比較↓
結構厚みに差があります。が、古い方のスプロケは円盤中央部にくぼみがあるので実際に設置したときの厚みは同じです。(のはず)
新しいスプロケに歯車の山が合わない・・?
ついに新しいフロントスプロケを取り付けようとしたところ問題が発覚しました。
スプロケと、留める金具を重ねてみると、ボルトの位置を合わせると内側の歯車の山が合わなくなり、内側の歯車の山を合わせてしまうとボルトの位置が合わない感じになってました。
どう考えてもやり方がわからなくなってしまったので一旦今回は作業終了として、色々と確認することにしました。
以前も↓の記事のキャブ洗浄のやり方を教えてくれた友人に相談しました。
kittagon.hateblo.jp
どうやらこの留め具の金具は、スプロケの軸のところにある溝のところに位置するそう(なので歯車の山は関係なく回転出来る)で、ボルトの位置だけ合わせて留めるそうです。(というかもともと取り付けられてた写真確認したら確かにそうなってたわ。。)
なので下の感じ(赤がスプロケ、黄色が留め具の位置) (ちなみにこれの元画像、友人から説明として送られてきたものなので転載元不明です。。すみません、、なんかまずかったらご連絡ください。。)
というわけで再トライ
後日↑のやり方で再度取り付けを試してみました。
↓の写真の赤枠の溝に留め具をつける感じですね。
こんな感じで取り付けます。
ボルトの位置もOKですね。
ボルトも取り付けちゃいます。
こんな感じで無事フロントスプロケ交換ができました。
続いてリアスプロケの交換とチェーンの取り付けも実施しようとしたのですが、後からタイヤの交換もしたいし、ブレーキシューの交換もしたいと思っていたので、今このタイミングでリアタイヤを外してスプロケ交換、戻してチェーンを取り付けてしまうと、また後日外さなくてはいけなくなってしまうので二度手間かと思い、今回のタイミングでは実施しないことにしました。
また後日タイヤ交換、ブレーキシュー交換のタイミングでリアスプロケ交換、チェーンの取り付けは行おうと思います。
まとめ
今回は当初スプロケとチェーンとを一気に交換してしまおうと思っていたのですが、リアのタイヤを外すのが大変そうなのと後からの作業を考えると二度手間になりそうだったので取り敢えずフロントスプロケだけの作業にしました。
とはいえフロントスプロケだけでもいろいろと詰まるポイントがあって苦労しましたが、なんとか完了させられてよかったです。
スティード400を復活 〜プラグ交換編〜
これまでにキャブの洗浄とサスペンション交換、オイル、エレメント交換を実施しました。
コロナ禍でなかなか地元に帰ることができず時間が立ってしまいましたが、先日久しぶりに作業できたのでまとめておきます。
オイル交換してからすでに一年が経過してしまっているので結局乗り出す前には再度交換しないといけませんが。。。
作業する順序を少し考えないと。。
前回エンジンがまたかからなくなってしまっておりプラグがダメになっている可能性があったので、今回交換してみました。
プラグの場所
スティードにはVツインエンジンの前後それぞれ左右に一つづつ、計4つのプラグがあります。
見ての通り、左前と右後ろの位置のプラグはなかなかエグい位置にプラグが刺さっておりかなり作業しづらいので、少し工夫が必要です。
右前と左後ろの位置
この位置は簡単です。
こんな感じでプラグカバーを外せばプラグがむき出しになるので、プラグレンチで外して交換するだけです。
適合するプラグは Webike とかで検索してみるとわかります。
今回はこれを購入しました。
また、プラグの対辺寸法は18mmなのでプラグレンチはこちらを購入しました。
純正の車載工具があるとプラグ交換がとてもやりやすいらしいのですが、自分は持っていなかったのでこうした社外品で頑張りました。
スティードのプラグは深い位置にあるのでこういった長めのものがあると回しやすいです。
でも左前と右後ろはそれでもやりづらいですが。。
このプラグをプラグレンチで外すと簡単に取れます。
新しいものと比較すると汚れが一目瞭然。。。
中に埃が入らないよう素早く新しいものを取り付けます。
プラグカバーをもとに戻したら完了です。
左後ろの位置も比較的やりやすい場所にあるので同様に外して新しいものを取り付ければ簡単に交換できます。
左前と右後ろの位置
右後ろのプラグカバーは、繋がっているケーブルがプラスチックの留め具で固定されているので、それを外してから外す感じになります。
マイナスドライバーなどで簡単に外れます。
左前と右後ろの位置かなり作業がしずらいところにあるので、プラグレンチだけでは回せません。
このようにプラグレンチを挿しても穴にすっぽり収まってしまい長さが足りず回すことができません。
そこで今回は六角レンチをジョイントして回すことにしました。
使っているプラグレンチの片側が16mmのため、16mmの六角レンチを購入しました。
これをプラグレンチに挿せば狭い場所でも回すことができます。
これでレンチで回すことはできるようになるのですが、穴が深いので緩めたあとの回収と取り付けも気をつけないと大変です。
緩めたあとは↓のようにラジオペンチを突っ込んで挟めれば取れます。
(素人なのでわからないのですがこういうのを回収できるような磁石がついた工具とかあるもんなんですかね・・・?)
ただ、ここでラジペンでしっかり挟めていない状態でプラグが外れてしまうと下のように空洞?になっているところにプラグが落ちてしまい取るのが大変になってしまいます。
なので、プラグレンチで緩めきったあとは下に紙を挟み込んでおいて、落ちないようにしておいてからプラグレンチを引き抜き、プラグ回収をしたほうがやりやすいです。
(写真の場所がそれぞれ違うところを写したものになってますが)
こうするとうまくプラグが回収できます。
プラグを取り付ける際も、穴が深いので、プラグを取り付けてからレンチで締めるということができないので、プラグをレンチにはめた状態で取り付けるとうまくできます。
こうして4箇所プラグ交換をすれば完了です。
終わりに
今回始めてプラグ交換を実施してみました。
かなり難しい位置にあるプラグなので苦労しましたが、ちょうどよい道具が見つけられたのでなんとか交換できました。
肝心なエンジンがかかるかどうかの確認はできていないのでまたの機会に確認しようと思います。
また、このときスプロケ、チェーン交換もやってみた(結局できなかった。。)のでそちらも後日まとめたいと思います。
スティード400を復活 〜サスペンション&オイルフィルター交換編〜
昨年の夏に実家に眠っているスティード400 のキャブ洗浄を行いました。
kittagon.hateblo.jp
今年のGWにはオイルエレメントの交換と、サスペンションの交換をしたのでまとめます。
手探りでやったのであまり写真に残せませんでしたが。。
サスペンションの交換
僕のスティード400はリジットバーをつけているので、今回はそれを交換したいと思います。
リジットバーを付けていると車体が下がってカッコいいんですが、なにせショック吸収が皆無なのでお尻が結構辛いです。
高校生の頃はそれで良かったのですが、今の歳になると絶対にキツい、、、
なので純正とまでは行きませんが、最低限のショック吸収があるサスペンションに交換したいと思います。
今回はヤフオクで購入した、デイトナのサスペンションを装着します。
前回と同様に、シートとサイドカバーを外しておきます。
とりあえずリジットバーが固定されている、シート下側のボルトを緩めてしまいます。(↓の赤丸箇所)
ここのボルトを引き抜くためには、後輪が動ける状態でないと外せないので、この辺りをジャッキアップします。
他のブログ等見てみると、ボルトにテンションを掛けておいて、スルッと外れる高さまでうまいこと丁度にジャッキアップすると書いてありますが、僕は微調整も面倒だったので、がっつりジャッキアップした後、後輪を手で持ち上げながらボルトを引き抜きました。
どうせ後から付けるサスペンションは高さが違うのでここで微調整してもつけるときはまた高さ調整しなくてはなりませんからね。
左右それぞれこれぐらいの高さまで上げてしまいました。
リジットバーが付いているので、リアのタイヤも浮いた状態になります。写真を撮るのを忘れましたが)
ボルトを外しておいて、スイングアームの↓の赤丸の辺りを持ち上げると、ボルトにかかるテンションが緩むので、持ち上げた状態でボルトを引き抜くと簡単に取れます。
こうしてシート側のボルトが無事外せたので、今度はスイングアーム側に固定されているボルトを緩めて外せばOKです。
若干ステーが邪魔ですが、シートの下からボルトを回して外せます。
次はいよいよサスペンションを取り付けていきます。
外すときはタイヤの横から手を突っ込んで外せたので意識する必要はなかったのですが、取り付けるときはシート下のステーを外す必要があります。
最初からステーを外してしまうほうが、リジットバーを外す際も楽です。僕は外すのが面倒臭かかったので横着してステーを外さないままリジットバーを外したのですが、結局交換のサスを取り付ける際に外す必要があったので、最初から外しておけばよかったと思いました。
↓これです。
これが少し面倒臭くて、シート下からは取れず、左右のサイドカバー下にあるボルトを外さないと取れません。
↓左側
↓右側。ステーの表にイグニッションコイルがついているので一旦外す必要があります。
↓イグニッションコイルを外した下に見えるボルトを外します。
こんな感じでシート下でサスペンションを固定しているところが見えるようになるので、あとは先程リジットバーを取り外したのと逆の手順でサスペンションを取り付ければOKです。
取り付けるときは、スイングアーム側を固定するのは簡単ですが、シート下を固定するためにはジャッキの高さを微調整してボルトの穴がちょうど良い位置にしないといけません。
これがかなり面倒臭いです。。
無事取り付けることができました。
リジットバーをつけていたときと比べるとだいぶ車高が高くなりました。
これなら乗りやすそうですね。
オイル、オイルフィルターの交換
去年せっかくキャブを洗浄したので、オイルも交換しようと思いますが、オイルフィルターも前回いつ交換したんだっけ?という感じだったので、今回の機に交換しようと思います。
オイルフィルターについてはあまり知識が無いのですが、とりあえず型をみてスティードに適合しそうなものの中から以下を選定しました。
また、オイルフィルターを外すためにはオイルフィルターレンチが必要になります。
バイク屋さん曰く、オイルフィルターレンチのサイズは、スズキ車とホンダ・カワサキ・ヤマハで違うそうです。
ホンダ車用のこちらを購入し使用しました。
まずは、オイル交換です。こちらは簡単ですね。
エンジンの下にあるボルトを外してオイルを出します。
市販の廃油吸収剤を買ってきて下に敷いておきます。
敷いた状態で↑のボルトを外すとオイルが出てきます。
次にオイルフィルターを交換します。
スティードのオイルフィルターはここ↓にあります。
これを先程のオイルフィルターレンチで回して外します。
このオイルフィルターを外す際も、外したあとオイルが出てくるので、廃油吸収剤を下に置いておいたほうが良いです。
写真を取り忘れてしまいましたが、オイルフィルターを交換したら、オイルを適量入れて作業終了です。
終わりに
サスペンションの交換は、高校の時リジットバーに交換した際も、詳しい先輩にやっていただいたのですが、とても大変そうだった印象だったので、とりあえず自力でやりきれてよかったです。
ちゃんと安定させてジャッキアップできれば特に難しい部分はありませんでした。
オイルも交換したし改めてエンジンをかけてみようとしたらかからなくなってました。
色々調べた結果プラグが悪くなっている可能性があるので、次回時間があるときはプラグの交換をしたいと思います。
スティード400を復活!!〜キャブ洗浄編〜
はじめに
最近またバイクが乗りたくなってきたので、
高校時代に乗っていたスティード400を修理することにしました。
大学3年ぐらいの時に軽く乗って以来実家の倉庫に眠りっぱなしなので、かれこれ8年ぶり?ぐらいになります。
今年のお盆に作業して、車のバッテリーと接続してエンジンをかけることは出来たのでまとめます。
洗浄方法
自分ではバイクの整備はよく分からないので詳しい友人に聞きながら作業を進めました。
まずはキャブをオーバーホールしなきゃならないだろうなーと思っていたのですが、
中のパーツ交換するではなく洗浄するだけならもっと簡単な方法があるとの事で、その方法を実践しました。
なにやらスティードはタンクからのガソリンを一旦シート下のポンプに流し、そのポンプからキャブへ燃料を送っている構造になっており、
ポンプのチューブからクリーナーを噴射すれば簡単にキャブ内の洗浄が出来るらしいです。
今回は友人お勧めのワコーズのクリーナーを使いました。
いざ実践!
こちらが僕のスティード400です。
高校の頃に乗っていたままで実家の車庫に眠っていました。
バッテリーも上がっておりエンジンもかかりません。
まずはシートを外します。ここはシート下のボルトを外すだけなので簡単ですね。
次はタンクを外しにかかりますが、スティードの構造上燃料コックを外さないとタンクが外せません。
燃料コックの奥にあるネジを回し、外していきます。必ずOFFにしてガソリンの流れを止めておくように。
(かなり奥にあるので鈍らないように注意!!)
こんな感じで外せます。
燃料コックが外せると、タンクを少し上に浮かせることができるので、チューブに繋がってるボルトを外します。
また、タンク端のネジを外します。
外せました!
次に、まずキャブのドレンボルトを外しておきます。
ここを外しておくことでポンプ側からクリーナーを入れた時に汚れが外に流れ出てきます。
キャブの中にガソリンを残したまま長期間放置してしまうとキャブの中に汚れが溜まり、
クリーナーを入れる前からドロっとした汚れが出てくるので、
あらかじめ紙などを敷いておきましょう。
右側と左側のキャブそれぞれにあるのでどちらも忘れずに開けましょう。
洗浄途中の写真ですが、こんな感じに外れます。
次にようやくポンプ側のチューブを取り外しにかかります。
ガソリンを送るポンプはシート下にあります。
こちらのチューブがキャブに繋がっているのでこれを外します。
ここが外せればあとはこちらのクリーナーを入れるだけです。
- 注入口をしっかりと塞いで5秒ほど噴射して注入
- 汚れがだらだらとドレンボルトから流れ出てくるのでしばらく待つ
というのを繰り返します。
するとこんな感じに徐々に出てくる汚れが薄くなっていきます。
最終的にはこれぐらいに薄まるまで上記の手順を繰り返します。
これで概ねキャブの洗浄は完了です。
後はこのままポンプやチューブをつなぎ直してエンジンをかけてみます。
ドレンボルトから流れ出た分以外のクリーナーが少しキャブの中に残ってしまいますが、ガソリンで流されるので問題ないそうです。
とりあえず車のバッテリーと接続してエンジンをかけてみます。
車側のプラス端子とバイク側のバッテリープラス端子を接続し、車側のマイナス端子はどこか導電体の金属の箇所に接続し、アースします。
これでセルを回すと無事エンジンがかかりました!!
かなり久しぶりにエンジンの音を聞いたので感動です!!
終わりに
今回はとりあえず簡易的な方法でキャブを洗浄し、エンジンをかけるところまで実践しました。
が、実際に乗るためには整備しなくてはならない箇所がまだまだ残っています。
ぱっと思いつく限りでこんなに。。
- エアクリーナーのゴムパッキン交換
- エンジンオイル交換
- チェーン交換
- サイドカバー交換
- シフトレバー交換
- フロントフォークのオイル漏れ修理
- シート交換
- ウィンカー交換
- マフラー交換
- ディスクブレーキ専用液補充
- タイヤ、ホイール交換
- ラジエーター修理
- 全体、サビ落とし、塗装
来年、遅くとも再来年にはもう一度乗れるよう細々と修理していきます!